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私の初めての海外旅行はネパールだった。若い頃は山登りに夢中でヒマラヤの8000mに登ることを真剣に考えており、会社まで辞めてしまってネパール国内をトレッキングをしていた。1980年代のネパールは道路も整備しておらず、チベットや地方の村々からロバで物資を運んでおり、電気も都市のみでランプの生活であった。年齢を重ねた今でも若い頃にトレッキングで眺めたヒマラヤの神々しさが忘れられず、更にチトワン国立公園の魅力もあったので通い始めた。
Contents
Himalaya エベレストをはじめ、世界の8000m超の山14座のうち8座が国内にあり、トレッキングルートも数多く存在する。5000m以上の峠を越えたり、1ヶ月を超えるものから、標高の低い山での日帰りまで様々なコースがある。時間の無い人はマウンテンフライトで簡単にヒマラヤの展望を楽しむことも出来る。 |
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Wildlife 熱帯のジャングルからヒマラヤの高地まで自然が変化に富み、野生動物の種類がとても多い。南部のチトワン国立公園などでは絶滅寸前のインドサイやインドガビアルも見ることができる。 |
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Culture 国内には330万の神様がいると言われ、神々は寺院の他にも街角や村々の山道などの随所に祀られている。特にカトマンズ盆地には古い寺院が数多く存在し、ネワール様式と呼ばれる精緻な建築美を見ることができる。 |
ネパールの基礎データ
正式名称:ネパール連邦民主共和国 首都:カトマンズ 面積:140,800平方キロ(北海道の約2倍) 人口:29,331,000人 通貨:ネパール・ルピー(NPR) 時間帯:UTC(+5:45)日本より3時間15分遅れ 世界遺産:4件登録 ・サガルマータ国立公園:エベレスト等のクーンブ山群 ・カトマンズ渓谷(盆地):カトマンズ、パタン、バクタブルの宮殿、寺院、史跡 ・チトワン国立公園:タライ平原の自然保護区 ・ルンビニ:仏陀の誕生地で仏教の八大聖地の1つ 民族と宗教 多民族・多言語国家であり、民族とカーストが複雑に関係し合っている。宗教もヒンドゥー教、仏教、アニミズム等とその習合が混在する。 |
ネパールの地理
東、西、南の三方をインド、北方を中国チベット自治区に接する西北から東南方向に延びる細長い内陸国である。
標高差は最低所が南部タライ平原の70m、最高所は中国国境のエベレストの8848m という複雑な地形のため、亜寒帯から亜熱帯、ヒマラヤの高山やムスタンの半砂漠地帯からタライの多雨湿潤地まであり、様々な自然が見られる。また、そこには70を超える多くの民族が住み、多様な文化がみられる。
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